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シノビガミ -Talk to you tomorrow-
「絶対、帰ってくるよ」


▼トレーラー

人類は滅亡の危機に瀕していました。


ケルベロス座の彼方より出でて、地球を喰らう存在、人類史上最大の外敵、宇宙シノビガミ。
突如訪れた外宇宙の脅威を前に、数多の忍者達が星屑の中に消えていきました。


――時は西暦**14年。


この人類文明の黄昏に立ち向かうべく
統合宇宙艦隊高速機動開発局は4機のTV兵器の実験機を開発しました。


そして、統合宇宙艦隊付属校より選抜された4人のATV所持者が、
この稼働試験のテスターとして月面のティコ・クレーター基地に召集されたのです。


空を見ろ、星を見ろ、宇宙を見ろ。
人類最後の忍者大戦、"宇宙シノビガミ"開幕。

――プロットは今、超光速を超える!


▼宇宙シノビガミの世界

 「宇宙シノビガミ」では、未来のシノビガミ世界を舞台としています。

 この項目では、「宇宙シノビガミ」の世界観を貫く5つのキーワードを紹介します。


●宇宙シノビガミとは

 <宇宙シノビガミ>、それは外宇宙より飛来した人類文明の天敵です。

 人類が初めて宇宙シノビガミの存在を観測したのは西暦2010年のことでした。

 この観測は、アメリカ宇宙航空局がケプラー宇宙望遠鏡によって、ケルベロス座の方角に明滅する不可解な光点を発見するという形で為されました。

 しかし、当時はこの事実そのものが隠蔽され、ごく一部の忍者のみが知るものとなります。

 経緯は闇に包まれていますが、ある忍術流派からの働きかけがあったともいわれています。

 時は流れ、西暦**04年。

 ケルベロス座の方角を探索していた外宇宙探索船が突如謎の消失を遂げます。

 現在宇宙シノビガミと呼ばれている存在が地球に飛来したのは、それから半年後のことでした。

 宇宙シノビガミは57基のスペースコロニーとそこに住んでいた人間を消滅させ、さらに月面の10分の1を削り取りました。

 この未曽有の大災害は、ほんの1日足らず間に起きた出来事です。

 そして、宇宙シノビガミがその攻撃の矛先をついに地球に向けようとした時のことです。

 地球から幾万の光の矢が宇宙シノビガミへと向かって行きました。

 それこそが、地球の危機に世界中から立ち上がった高速機動の適性を持つ人間、"忍者"達でした。

 彼らは宇宙シノビガミと戦い、命を散らしながらもこの最初の来襲を退けたのです。

 人類はその人口の3割を減らし、忍者はその数の9割を失ったと言われています。

 最初の来襲以後、宇宙シノビガミは一度も姿を現しておらず、人類は薄氷の上の安息を得ています。

 宇宙シノビガミの正体は未だに明らかにされていません。

 しかし、人類に敵意を持ち、幾万の忍者とすら渡り合える強力無比な存在であることは間違いありません。

 そして、宇宙シノビガミに対抗する手段は"高速機動"しかないということも同時に明らかとなっていることです。


●TV、TV兵器、ATV、ATV所持者

 <TV>とは"Tranlit-Velocity(光を超える速度)"の略、つまり高速機動のことです。

 <TV兵器>とは統合宇宙艦隊高速機動開発局(後述)が研究開発を進めている、高速機動下で運用されることを想定し、宇宙シノビガミに対して有効な攻撃を加えることを目的とした兵器の総称です。

 それに対して<ATV>とは"ApititudeforTranlit-Velocity"、高速機動に対する適性のことです。

 宇宙シノビガミによる最初の襲撃の際に忍者の大半は失われました。

 そのため、統合宇宙艦隊付属校では全ての子供に対して高速機動に対する適正テストを実施し、高い適性値を示した者に対して高速機動を可能とするための訓練を行います。

 こうして生まれた"高速機動を可能とする者"を<ATV所持者>(現代の我々の世界でいう忍者のこと)と呼びます。

 宇宙シノビガミの世界では"忍者"はATV所持者の俗称のように扱われています。


●統合宇宙艦隊

 地球人類の宇宙開発を行っている人類史上最大規模の組織です。

 スペースコロニーや月面都市の開発、外宇宙探索などは全て統合宇宙艦隊の管轄のもと、超国家規模で行われています。

 ものものしい名前ですが、実はあまりの規模の大きさのために、誰にとっても最も身近な機関となっています。

 街角のスーパーマーケットや近所の床屋の入り口にも、統合宇宙艦隊加盟店のシールが貼ってあります。


●統合宇宙艦隊高速機動開発局

 統合宇宙艦隊における、外宇宙の脅威に対抗する戦闘手段の開発を行う部局です。

 先の来襲から、"宇宙シノビガミ"に対して非高速機動戦闘手段は無効であることが明らかになりました。

 そのため、統合宇宙艦隊は高速機動戦闘技術の研究開発を行う部局を新設したのです。

 研究内容は「一般人の高速機動を可能とする乗り物」「高速機動する自律兵器」「宇宙空間での高速機動戦闘技術」などの開発です。

 そして、ついに"TV兵器"と呼ばれる対宇宙シノビガミ用の決戦兵器の実験機が開発されたというのですが……。

 斜歯忍軍の流れを継いだ研究者が多く所属すると噂されています。


●統合宇宙艦隊付属校

 この時代の子供たちの多くが各地の統合宇宙艦隊付属校で義務教育課程を経過します。

 私立御斎学園を前身としており、統合宇宙艦隊に吸収されて今に至ります。

 子供たちはここでコスモノーツとしての訓練を積むのですが、10年前の宇宙シノビガミ来襲以後は対宇宙シノビガミ戦のための人材育成の場としての意味も持ちます。

 そのため、高速機動に適性を示した子供たちには、高速機動訓練が基礎的なカリキュラムとして追加されることになります。


▼主な舞台

 物語の舞台は未来のシノビガミ世界に存在する月面軍事施設です。


●ハンドアウト:PC①

 推奨流派:鞍馬神流、斜歯忍軍

<PC①使命>

 あなたは統合宇宙艦隊付属校から選抜された訓練生だ。

 訓練での成績はトップクラス。エースとしての実力を示してみんなに認めてもらうのが目標だ。

 あなたの【使命】はクライマックスフェイズの戦闘で勝者になることである。


●ハンドアウト:PC②

 推奨流派:ハグレモノ、御斎学園

<PC②使命>

 あなたは統合宇宙艦隊付属校から選抜された訓練生だ。

 訓練での成績は最低クラス。

 どうして自分が選抜されたのかもわからないけど、うれしいのでとりあえずがんばろうと思った。

 そうだ、家族にもお土産を買って帰らないと!

 あなたの【使命】は家族にお土産を持って帰ることである。


●ハンドアウト:PC③

 推奨流派:特になし

<PC③使命>

 あなたは統合宇宙艦隊付属校から選抜された訓練生だ。

 訓練での成績はもともと普通程度だったが、選抜されたのは努力が実を結んだ結果だろう。

 TV兵器の実験機を使いこなし、人類の守護者になることがあなたの夢だ。

 あなたの【使命】は地球を守ることである。


●ハンドアウト:PC④

 推奨流派:比良坂機関

<PC④使命>

 あなたは統合宇宙艦隊の士官だ。

 統合宇宙艦隊付属校の卒業生で、PC②の先輩でもある。

 今回の稼働試験ではテスターとしてではなく、基地の警護任務を指示された。

 もともと厳重な警備の施されている月面基地、どうして護衛が必要なのか訝しみながらもあなたは任務を受ける。

 それはさておき、実はあなたはPC②のことを大変気に入っている。

 この機会に、PC②との距離をもっと縮めたいと思っている。

 あなたの【使命】はクライマックスフェイズ終了時にPC②から友情か愛情の感情を獲得していることである。


●ハンドアウト:篠田零子(シノダレイコ)

<篠田零子使命>

 4人目の統合宇宙艦隊付属校から選抜された訓練生。

 なんでも、10年前の宇宙シノビガミ来襲事件の際に家族が亡くなったらしい。

 家族を殺した宇宙シノビガミに復讐することを目標に、これまで訓練を積んできたのだ。

 篠田零子の【使命】は宇宙シノビガミに復讐することである。


●ハンドアウト:タウンゼント・ヒダカ

<タウンゼント・ヒダカ使命>

 統合宇宙艦隊高速機動開発局の研究者。

 今回のTV兵器実験機開発の統括責任者でもある。

 タウンゼント・ヒダカの【使命】はTV兵器稼働試験を成功させることである。


●ハンドアウト:広羽梓(ヒロハアズサ)

<広羽梓使命>

 統合宇宙艦隊士官。

 統合宇宙艦隊付属校の卒業生で、PC①の先輩でもある。

 今回の実験の警護任務を指示された。

 もともと厳重な警備の施されている月面基地、どうして護衛が必要なのか訝しみながらも任務を受ける。

 後輩思いの先輩で、今回の稼働試験が無事に成功することを心から願っている。

 広羽梓の【使命】はTV兵器稼働試験を無事に終わらせることである。


●ハンドアウト:平坂ミサキ

 統合宇宙艦隊内の指揮系統においてPC④と広羽梓の上司にあたる少女。

 PC④と広羽梓に今回の稼働試験の警護任務を指示した。

 旧比良坂機関総帥の家系の末裔であると噂されている。

 平坂ミサキには【秘密】があるが【居所】はない。また、戦闘を行うキャラクターとしてのデータを持たない。

 平坂ミサキの【使命】はTV兵器稼働試験を無事に成功させることである。



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